ノートPCは振動・衝撃を受けやすいものですが、その耐性についてはメーカーのアピールしか判断材料が無いのが実情です。
ノートPCは頻繁に持ち運びするものですし、画面を開閉したりキーボード操作するときに直接本体に振動や衝撃を与えるものなので常に故障と隣り合わせです。
そこで特に移動が多いと想定される小型のノートPCを中心に、堅牢性・耐久性を高める努力がなされアピールされています。
ここではポピュラーな堅牢性・耐久性に対するアピールを見ていきましょう。
面加圧とは大きな鉄板で押し潰すようなものと例えられます。
局所的に大きな力が掛かるのではなく平面で一様な力が掛かってきますので、あまり実情にそぐわないような気もしますが、まぁ強度試験の一例ですね。
強い部分でその力を受けるようにしてしまえば結構耐えれてしまうものです。典型的には外周部を強い骨格で囲うようにします。
具体的に100kgfとか200kgfとか謳っている製品もありますが、それが限界であるとも、それを保証するとも言っていませんのでその程度の指標であるとお考え下さい。
また、これをアピールしていない製品が弱いとも限りません。
ちなみに間違っても踏んづけてみようなどとは思わないで下さいね。あくまでも平面一様な力を静かに掛けてみた試験ですので。足では局所的に力が掛かってしまいますし、乗るとき降りるときに体重以上の力が掛かりますから。
点加圧という表現を使わせて頂きましたが、面加圧耐性に対して局所的に力を掛けると言う意味で使っています。
想定している事象としては掌や指、ひじなどで押されるイメージです。満員電車内で押されるケースなどを想定しています。
例えば半径15mm円(直径3cm親指+αくらい)で25kgfの荷重を掛けるなどしています。
メーカー毎に条件が異なりますので、一概に優劣を比較することはできません。われわれユーザーに分かることはそれをアピールしているかどうかだけです。
ガタガタと揺すられ続けていて、どこかの部品が破損したり、断線したり、ショートしたりして故障しないか確認する強度試験の一例です。
振動を内部に伝えない筐体構造を採用していたりするとこの振動耐性をアピールすることがありますが、これについてもわれわれユーザーに分かることはそれをアピールしているかどうかだけです。
ただし、一点だけ、HDD(ハードディスク)を搭載しているかどうかで全体の耐性は大きく変わります。それはHDDが極端に振動・衝撃に弱い部品であるためです。これについては別項を設けています。HDD衝撃吸収構造、HDDヘッド退避を参照ください。
手に持っている状態や机などの高所から床に落とすケースが一般的な衝撃による故障ケースと考えられるため、約70cm~1mくらいの落下衝撃耐性を試験するケースが多いと思われます。
一番の弱点はやはりHDD(ハードディスク)で、特に稼動中は極端に衝撃に弱いので注意が必要です。これについては別項を設けています。HDD衝撃吸収構造、HDDヘッド退避を参照ください。
最近ではHDDではなくSSDを搭載する製品も増えています。その場合、一番の弱点は液晶パネルになることが多いと思われます。これについては強化ディスプレイを参照ください。