HDDは振動・衝撃に弱いパーツであるため、特別に対策が施される場合があります。そのもう一つがヘッド退避機能です。
振動・衝撃によるHDD故障の主なパターンとして回転軸がダメージを受ける場合と、ヘッドがプラッタ(円盤)に衝突してキズが付く場合があります。
特に後者のパターンは稼動中であればちょっとした衝撃でも起こりうることです。
そこでGセンサーを搭載してノートPCの急激な移動を察知しヘッドをプラッタに接触しない位置まで退避させる仕組みを備えたノートPCが増えてきました。
かつては、ノートPC本体側にGセンサーとコントローラーを持たせて制御していたのが主流でしたが、HDD単体としてGセンターとコントローラーを搭載している製品もあります。HDD単体型はパーツとしてそのHDDを選択すれば機種にかかわらず稼動中の振動・衝撃対策ができますので便利です。
かなり有効なデバイスですが完全に故障を防げるというわけではないので、取扱を丁寧にするという基本に変わりはありません。
なお、振動が継続的に続くような環境ではヘッドが退避されっぱなしで読み書きできない状態が続くことがあります。
最近ではHDDの代わりにSSDを搭載している製品も増えてきています。SSDは機械的な動作が無いため、他の基板と同等の堅牢性を持つと考えてよさそうです。