静穏性
ノートPCが発する騒音については現状では比較する手立てがありません。できることは静かそうな部品で構成される機種を選択するということだけです。
ノートPCに限らずPCはほとんどは騒音を発しています。気にならない方は良いのですが、気になる方には物凄く気になるものです。
筆者は正直言って、煩いPCがある部屋で作業していると体調が悪くなります。空調もそうなのですが、目立たなさそうな音でありながらも気分的に物凄く圧迫されます。
できるだけ静かなノートPCが欲しいと思っても、現状ではそれを確認する手立ては残念ながらありません。
騒音を具体的に仕様として示している機種は全くありませんし、同等条件で比較ができるような環境もまずありません。
たとえ、店頭に出向いたとしても店では雑音が多くてPCの発する騒音を聞き分けることは困難ですし、複数の機種を同じ条件において比較することもできません。
他者のレビューを参考にするにも、レビューをする人の基準がどこにあるのか不明であるため、同じ騒音でも「うるさい」「静か」と評価が分かれる可能性があります。
ですが、騒音の主な発生源は特定されているため、その点に着目すればある程度は静かさに期待できる製品を選択することが可能です。
その主な騒音の発生源とは、
- 冷却ファン
CPUやGPU、チップセットなどの熱量の大きな発熱体を冷却するためにほとんどのノートPCには空冷の冷却ファンが備わっています。これが、ノートPCという狭い空間の中で大量の熱交換を行うために結構な騒音を発生します。
- HDD (ハードディスク)
使用中は常にディスクが回転しているため、その駆動音と軸音と風切り音、そしてデータの読み書きを行うヘッドの駆動音などが総合して耳障りなほどの騒音になる場合があります。
- 光学ディスクドライブ (Blu-ray,DVD,CD)
こちらも使用中はディスクを回転させるため、HDDよりもずっと大きな騒音を発します。しかし、光学ドライブを四六時中使うということもなかなか無いと思いますので、まだ、我慢できるかもしれません。データの読み込みではなく、動画の再生であれば、回転数を自動的に落として割りと静かになってくれると思います。また、読み書きの速度を低速に制限すれば静かにすることができます。
- コイル鳴き
機械的に動作するような部位でなくても、特定の使用条件下でコイル鳴き等の高周波音が発生するケースが稀にあります。これがまた厄介モノで常に発生するとも限らず、また、人によっては聞き取れない、あるいは気にならないなどで不具合とは認識されづらいものです。これについても事前に確認できる手段は全く無いため、もし運悪く高周波音が気になるほど発生する個体に当たってしまった場合は、高周波音が発生する条件が揃わないように設定や使用方法を工夫するか、根気よくメーカーを説得して交換してもらうか(してもらえないかもしれませんが)、諦めて他の製品に買い換えるくらいしか対処法が無い状況です。
ここに挙げた4つのうち、冷却ファンとHDDについてはそもそも搭載されない製品もあります。ここではそのようなファンレスノートPCとHDDの代わりにSSDを搭載しているノートPCについて詳しく見ていきましょう。