チップセットはストレージの性能や拡張機能などに影響するパーツです。
チップセットとはCPUと周辺機器と繋ぐインターフェイスの集合体です。かつては複数のチップで構成されていましたが、現在はほぼ1チップに集約されており、チップセットという言い方もどうかと思われますが、とりあえずこれに変わる名称が無いのでチップセットと呼んでおきます。
かつてはここにGPUが統合されている製品も多くありました。が、ここ3~4年の間に一気にCPU統合へと流れたため、最新世代のノートPC向け製品ではチップセット内臓GPUは消滅しました。
チップセットの処理性能は主に最新規格への対応度で語られます。最新規格とは最近の例で言うと、USB3.0やSATA3 (6Gbps)への対応が有名なところです。デスクトップPCなどですとPCI Expressの帯域などを気にされる方も多いかも知れませんが、ノートPCの場合はとPCI Expressの帯域が不足するほどの拡張が行い辛い側面もあるためそれほど重要視されません。
重要なパーツではあるものの裏方的な役割であるため、あまり重視されない存在でしたが、ノートPCとしては結構無視できない存在です。それは、消費電力がコンスタントに大きめであるパーツであるからです。
一般的にチップセットはCPUが製造を終えた設備の有効利用としても位置付けられていたため、世代の古いプロセス(設計単位)で製造されることが多く、最新世代に比較するとやはり消費電力の点で不利は否めない状況でした。
また、CPUと周辺機器を繋ぐという役割からして、「休む」ことが難しいパーツであり、また、休むことを考慮しなかったためにアイドル状態であっても電力ダダ漏れという状況になってしまっています。
CPUやGPU、液晶ディスプレイの省電力化が進んでくると、次に無駄に電力を消費しているパーツがこのチップセットとなり、今後いよいよチップセットにも省電力化対策が練り込まれることになります。
チップセットの差別化や各機能への対応度やその数、速度などで行われます。例えばUSB3.0に対応しない、対応したとしても2つまでとかいった具合です。
もともと実装されているのに無効化されている場合ではあまり関係が無いのですが、そもそもの製品設計としてこれらの機能や速度を限定している場合は必ずしも悪い点ばかりではありません。というのも現時点では「休む」ことがヘタなチップセットでは機能が豊富で速度が速いほど何もしなくても電力を消費し、発熱してしまうからです。
昔はチップセットを提供するメーカーが結構あったのですが、近年ではCPUと完全にセットになっていて他社を選択することは不可能になっています。ですのであまり選択の自由度もありません。
とりあえず、多くの人が気にしておいた方が良さそうな点としては、SATA3 (6Gbps)に対応しているかどうかだけです。HDDを使用する方には当面関係がありませんが、SSDを使用する方はこれに対応していないとそのスピードをフルに享受することができなくなってしまいます。USB3.0についてはチップセットで対応していなくても別付けで対応できますので完成品であるノートPCにUSB3.0が搭載されているかどうかを判断すればOKです。
----- 【性能】 目次 -----