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色再現度 NTSC比70%以上の画面はノートPCとしては高画質といえます。消費電力の点は不利になります。
実はノートPCは一般的に画質、特に発色の鮮やかさに劣ります。
発色に優れたノートPCは色域とか色純度とか色再現範囲などの言葉を使用して違いをアピールしています。
スペックとしてはNTSC比○○%とかsRGB対応とかadobeRGBカバー率○○%などと表わされます。
一般的なノートPCではNTSC比50%位ですが、100%なんていう製品も出ています。
(デスクトップPC用液晶では100%を超える製品もあります。一般的なデスクトップPC用液晶およびCRTで70%位です。)
下図のような色度図(図はイメージであり正確なものではありません。)で赤い三角形がadobeRGBで表現し得る色の範囲とすると、実際に表示できる色の範囲が青い三角形だった場合にその面積の比率を百分率で表したものがadobeRGB比○○%というように表現されます。
同じ様にしてNTSCで規定された色表現範囲に対して実際に表示できる色表現範囲の面積比をNTSC比○○%というように表現します。
ここで注意しなくてはならないのは範囲が違っても面積が同じなら100%になってしまうと言う点です。
例えば、ディスプレイとプリンタどちらもNTSC比100%の色再現範囲を持つとしても必ずしも全て共通の色が表現できる訳ではないということになります。
これを憂慮してカバー率という表現が提唱されました。カバー率は色表現範囲の一致する部分面積比率を表します。例えadobeRGBと同じ面積の色表現範囲があっても一致する部分が90%しかなければadobeRGBカバー率90%となります。

CIE色度図イメージ(正確なものではありません。)
ノートPCの使われ方と消費電力(発熱)の問題が大きな足枷になっています。
ノートPCは持ち運ばれたり、画面を畳んだり、さまざまな形態で使用されるため、デスクトップPCやテレビなどのように画面に放熱のための穴をたくさん開けたり筐体を大きくすることができません。
液晶ディスプレイで色鮮やかにするためにはキツく光を遮ることが必要です。赤緑青のフィルターをそれぞれよりキッチリとした赤緑青色にしますがそのままでは暗くなってしまいます。
多くのノートPCでは逆に光の遮断をなるべくしないように色味の薄いフィルターで僅かな光量でも明るく見えるようにしてバックライトの消費電力(発熱)を抑えます。
また、画面に表示する情報量も少ないほうが消費電力(発熱)には有利なため階調制限もされています。信号伝達量が減り、液晶をドライブする回路の消費電力(発熱)も抑えられます。
(詳しくは8Bitパネル「ディザリング」の説明を参照。)
そのためノートPCではどうしても白っぽくてノイズが多い画質になってしまいがちです。特にバッテリー駆動時間を重要視するUMPC(Ultra Mobile PC)などでは画質に期待はできません。
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